忍者ブログ
~ 迷える子羊ならぬ 迷えるメシアの戯言 ~   "狂乱の貴公子" The Messiah, Ronald Oscar のブログ(仮)
| Admin | Write | Comment |
author
Ronald Oscar
神聖ゴルゴタの陸メタルの会総帥 / KILLING ROSE リーダー(Vo/G)
calender
04 2025/05 06
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
search in this blog
archives
recent comments
[12/31 通りすがりの老女A]
[12/20 みついろ]
[12/20 M☆SPLASH@mika]
[12/14 英二]
[12/07 通りすがりの老女A]
for mobile
twitter
add
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

motoGP 2010
moto2クラスに参戦中の日本人ライダー
富沢祥也がレース中の転倒事故により死亡した。

若干19歳だった…。





富沢祥也オフィシャルサイト


富沢祥也オフィシャルブログ


プロフィール (motoGPオフィシャル)


死亡記事 (motoGPオフィシャル)


死亡記事 (時事通信)


ホンダ所属ライダーのコメント (ホンダオフィシャル)


ヤマハ所属ライダーのコメント (ヤマハオフィシャル)





富沢は全日本ロードレース選手権を経て
2009年よりロードレース世界選手権(motoGP)に参戦。

250ccクラスにエントリーし年間17位の結果に。



この年で250ccクラスが閉鎖されると
今年2010年は新設されたmoto2クラスよりエントリー。


そしてそのmoto2クラス初のレースとなる
注目の開幕戦、カタールGPでは
なんと記念すべき新カテゴリーでの初レースを優勝で飾るという
歴史に残る快挙を成し遂げた。



この初優勝を機に、今年は昨年を上回る活躍が期待されたが、
転倒などの事故も多く懸念材料ともなっていたところでの
最悪の結果となってしまった…。





2010年9月5日(日)
イタリアはミサノサーキットで行われた
MotoGP 第12戦 サンマリノGP
moto2クラス 決勝レースで
富沢は8番グリッドからスタート。

4ラップ目にはトップに躍り出るなど
トップグループで走行していたが、
12ラップ目に転倒。

後続ライダーをも巻き込む事故に発展。

富沢はそのまま後続ライダーにひかれるかたちになり、
頭部、胸部、腹部を負傷し病院に搬送されるも
帰らぬ人となってしまった…。



+++++++++++++++++++++++++++++++

<追記>
接触してしまったリーディングとデ・アンジェリスの容態とコメント
(motoGPオフィシャル)

+++++++++++++++++++++++++++++++





くしくも1週間前の8月29日、インディアナポリスでは
motoGPと同日同所での開催となった
12~18歳を対象とした
「United States Grand Prix Racers Union (USGPRU)」
に参戦していた13歳のピーター・レンツが
ウォームアップ走行中に転倒、
他のバイクにはねられ死亡するという事故が起きていたばかりだった。





富沢はキャラクターもよく、
レース後のコメントではいつも前向きかつ
屈託のない素直な語りっぷりで、
微笑ましさすら感じられる好感の持てる若者だった。


将来を担うライダーとして期待していただけに、
なんとも筆舌に尽くしがたいやるせなさでいっぱいである。



10月に延期になった
もてぎで開催される日本GPでの凱旋まで
もう間もなくだったというのに…。





富沢祥也

1990/12/10 - 2010/9/5
享年19歳

ご冥福をお祈り致します。



Shoya Tomizawa

May He Rest In Peace...










PR
motoGP 2009 第17戦、
今年の最終レース、
スペインはバレンシア、リカルド・トルモサーキットで行われたバレンシアGP。
決勝は11/8に開催。



motoGP クラスのチャンピオンが
マレーシアですでにヴァレンティーノ・ロッシに決定したせいか、
地上波の放送が1週間遅れとなってしまったが、
その扱いはないだろうって…。

250cc クラスでは
青山博一が年間優勝を決めるであろう大切なレース。

何故即日放送しなかったのだろうか…!?


しかし1週間遅れたせいか、
通常は数分もないダイジェストしか放送されない250cc クラスを
メインにして放送してくれたのには一安心。

青山は11位以内に入れば優勝圏内ということで、
余裕を持ったレースになるのでは、と思われた、が、
青山は本レースでも優勝を狙っていったよう。
しかし混戦模様とレースの悪コンディションから、
トップグループ走行中の10周目1コーナーで、
冷や冷やもののコースアウト。
何とか転倒は免れたものの、大きく順位を落として11位に後退。

ランキング2位のシモンチェリがトップ走行ということで、
このままだと青山はあと1つでも順位を落とすと
年間優勝をシモンチェリに奪われてしまうという
ギリギリの状態に。

しかし青山は順位を挽回し優勝をより確実なものとしていく。
そしてなんとシモンチェリが21周目でまさかの転倒リタイア。
これで青山の年間優勝が確定。

青山は7位でフィニッシュし、
250cc クラス 2009年チャンピオンとなった!

ホンダオフィシャルサイト


日本人の年間タイトル獲得は、
2001年の加藤大二郎(250cc クラス)以来、
8年ぶり、6人目(のべ8人目)の快挙!


参考までにこれまでの日本人年間チャンピオン獲得者を以下に。

1977年 片山敬済(ヤマハ 350cc)
1993年 原田哲也(ヤマハ 250cc)
1994年 坂田和人(アプリリア 125cc)
1995年 青木治親(ホンダ 125cc)
1996年 青木治親(ホンダ 125cc)
1998年 坂田和人(アプリリア 125cc)
2001年 加藤大治郎(ホンダ 250cc)
2009年 青山博一(ホンダ 250cc)


motoGP のレギュレーション変更に伴い、
250cc クラスは今年で終了。
来年はmoto2 クラスが新設されるが、
青山はmotoGP クラスへのステップアップが決定。

その記念すべき250cc 最後の年に優勝を飾ったのが日本人で、
青山としてもこれで心置きなく新たなクラスで
新たなシーズンに打ち込めるだろう。

青山博一、本当におめでとう!

しかし高橋裕紀の件があるから
スコットってチームの印象は悪いままだな…。

その高橋は、来季はmoto2 クラスでmotoGP に復帰のよう。

今年後半からレースに復帰した青山の弟、周平も
来季はmoto2 クラスに参戦するようなので、
日本人ライダーの活躍、新設moto2 クラスも注目。



そしてmotoGP クラスの結果。

ポールポジションを獲得したストーナーが、
ウォームアップラップでまさかの転倒、
そのままリタイアとなった…。

レースはペドロサが飛び出し、そのまま1位でチェッカー。


結果
1位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)
2位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)


ヤマハ2人にはセッティング面でもハードなレースだったようだが、
終わってみれば、2人で表彰台を確保するのは流石としか言い様がない。


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)
4位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
5位 コーリン・エドワーズ(ヤマハ)
6位 アンドレア・ドビツィオーゾ(ホンダ)


これでヤマハとしても、2年連続の三冠を達成。

ヤマハオフィシャルサイト


ちなみにポイントとチャンピオンシップに関しては
ホンダのサイトに詳しくあるので
気になる方はどうぞ。



ストーナーのリタイアでランキング3位も入れ替え。
ペドロサは奇跡的にランキング3位に再浮上、
シーズンを終えて、何と面目を保ったか。


5位争いもホンダにとってはし烈で、
この最終戦でヤマハ サテライトチームのベテラン、
コーリン・エドワーズが、
ホンダ ワークスのアンドレア・ドビツィオーゾ
を抜き去り逆転したのは快挙!

流石はヴァレの信頼が厚かった元チームメイト。

さらに来年はコーリンのチームメイトとなる、
スーパーバイクから移籍のベン・スピースが
このレースにスポット参戦し、
ドビツィオーゾ(8位)より上の7位でフィニッシュできたのも
ヤマハにとってはさらに嬉しいニュースというか、
ホンダにとっては最終戦で、頭痛の種となってしまったのか…。


ちなみにテック3ヤマハにベン・スピースと
トレードするかたちで、
ジェイムズ・トーズランドはスーパーバイクに移籍するよう。



何はともあれ最終戦が終了し、今シーズンも無事終了。
いちオーディエンスとしても、
終わってみれば非常によい結果で
シーズンを締めくくってくれたと思う。


来シーズン開始まで、これから長いオフがあるけど、
新レギュレーションのことや契約がらみなど、
何かと話題はあるでしょう。


あ、今年はスーパーバイクで走っていた
昨年までのGPライダー、中野真矢が
引退を表明したよう。

会見で涙してたけど、
本音はまだ走りたかったんだろうな…。

お疲れ様でした…。



不況の折でシーン全体がトーンダウンしてしまい、
復調の兆しもまだ見えないけど、
モータースポーツ、二輪業界が再び盛り上がれるように、
明るい話題が増えることを、来年以降期待したい。




MotoGP 2009 第16戦、
マレーシアはセパンで行われたマレーシアGP。
決勝は10/25に開催。


決勝スタート前に突然雨が降り出し、ウェットコンディションでのレースとなった。


ポール・ポジションはヴァレンティーノ・ロッシ。

もしロレンソがこのレースで優勝しても、
4位以内でフィニッシュすればロッシの年間優勝が決定する。

対するロレンソは2番グリッド獲得も、
サイティング・ラップで問題があったとのことで、
ペナルティとして最後尾よりのスタートに。

ここですでに命運を分けた結果になったと思いきや、
スタートでロッシが大失敗。
1コーナーで大きくはらんで一気に順位を落とす。

逆にロレンソは好スタートで一気に追い上げることに成功し、
ロッシをもパス。

7位争いをしながら2人で順位を徐々に上げ、
しばらくはロレンソの方が先行していたが、
7周目で4位争いの位置までくると、
8周目で遂にロッシがロレンソをパス。

14周目、ペースを上げて表彰台圏内の3位を狙っていたところ、
3位につけていたドビツィオーゾが転倒。
ロッシはこれで3番手に浮上。
ロレンソも引き離し、そのままゴール。

ロッシは表彰台ゲットの3番手フィニッシュで
2009年の年間チャンピオンを決めた。


結果
1位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
2位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)
3位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)


ケイシーは復帰後3レースで2連勝となり、完全復活か。
しかも雨なのに強かった。


ペドロサに関しては、ライダーのポテンシャルよりも
マシンのポテンシャルが高いのかなーと
ここにきて考えてしまう。
つまりはエンジン台数制限のレギュレーション下で
ホンダがいいパフォーマンスをみせているのかな、と。

この辺は来シーズン、影響が顕著に表れるところか。


何はともあれ、ロッシの年間優勝が後1戦を残して、
表彰台獲得で決まって良かった。


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
4位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)


ロッシは昨年に続き2年連続チャンピオンの座を死守することに成功。
全クラス通算9度目(125cc、250cc 共に1回を含む)、
最高峰クラスでは7度目(WGP 500cc 時代1回を含む)、
ヤマハ移籍後は4度目となる年間優勝を達成。

まさにお見事としか言いようがないが、
今年はロレンソの急成長、ケイシーのスランプで思った以上の混戦となり、
この段階でやっとタイトルが決まってやっと安心できたと思う反面、
ここまでひっぱられたお陰でシーズン通して楽しめたとも思う。

勝ってくれたから言えることなんだけど。(苦笑)


今年は残すところ後1レース。
年間タイトルが決まったとはいえ、
ヴァレンティーノにはバレンシアでも優勝して、
シーズン最終レースを飾ってほしい。

ひとまず年間優勝、おめでとう!
そしてお疲れ様でした。



そして250cc が大注目。
日本の青山博一がランキングトップを死守、
最終戦での年間チャンピオン獲得に王手をかけた。

マレーシアでの走りは、
かつての原田哲也を彷彿とさせる部分もあり(250cc だし)、
まさに神がかったライディングとしか言えない
天才的かつエキサイティングな走りでを優勝。

チーム、マシンの状況が芳しくない中、
ここまでまさに快挙としか言いようのないパフォーマンスで、
久々の日本人チャンピオン誕生の瞬間が訪れようとしている。

状況的に苦しいという点において、
個人的には1998年の坂田和人が優勝したときと
ダブってみえる(125cc だけど)気もする。

今の青山には、あの頃の坂田や原田と同じくらいの
パフォーマンスが期待できるし、
元々ポテンシャルはあるはずだから、
それを十分に発揮して250cc 最後の年を
シリーズチャンピオンとして終えてほしい。


ということで今シーズン最終レースのバレンシア、
250cc も大注目!



約1ヶ月のオフが明けて、いよいよ終盤戦に突入のmotoGP も残すところあと4戦。


第14戦、ポルトガルはエストリルで
10/4に決勝が行われたポルトガルGP。

3レース療養で休んでいたケイシー・ストーナーも
本レースより、ドニントン以来の復帰。
ドゥカティ・マールボロとの関係は如何に!?


そのストーナーは3番グリッドからのスタートで
復調をみせる。

ポール・ポジションはホルヘ・ロレンソ、
2番グリッドからはヴァレンティーノ・ロッシとヤマハ勢。

ヤマハ2台はスポンサーのFIAT の新車発売を記念しての
スペシャルカラーでレースに挑む。

ロレンソに至っては、ニール・アームストロング船長
月面着陸40周年記念(何故?)の特別スーツ&ヘルメット。


レースは4番グリッドからスタートの
ホンダ、ダニ・ペドロサが好スタートをみせるも、
ロレンソがすぐに抜き返しトップをキープ。
そのまま独走態勢に入りポール・トゥ・ウィン。
昨年初優勝を遂げたエストリルで今季4勝目。

ペドロサは2位のストーナーにも引き離され、3位でフィニッシュ。


結果
1位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
2位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
3位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)


ロレンソはレース後、
旗を突き刺すロレンソ・ランドのパフォーマンスを
月面着陸の宇宙飛行士を真似てゆっくりと披露。
まさか勝利を確信していたのか、
そのために今回のスペシャル・スーツだったとか!?


ロッシはペドロサにもさらに大きく引き離され、4位でフィニッシュ。
どうやら予選からタイヤとセッティングに問題をかかえていたらしいが、
チーム・メイトのロレンソは、とにかく速すぎた。

エンジン使用台数制限にも不満を漏らしているロッシだけに、
残りのレース、来シーズンのヤマハのパフォーマンス、
仕事如何では、2011年以降の挙動が早くも気になる。

事実、現段階でのヤマハのエンジンの限界、
他社が挽回してきているのを強く懸念している。

フェラーリ?
4輪はないでしょ、きっと。

ドゥカティ…!?
あり得そうだし見てみたくもある…。


チャンピオンシップの上位4人でトップ争い、
3位争いにに影響する結果になったが、
個人的にはレース内容としても、結果もつまらない1戦に…。


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)
4位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)


ロッシとロレンソの差は18ポイントまで縮まった。
残り3戦。
まだまだ安心はできない。

3位争い、その差3ポイント。
ケイシーが再びダニを抜くことができるかにも注目だけど、
抜けるでしょう。
いや、抜いてください。

ペドロサはサンマリノで来季の契約が発表となった後に、
レプソル・ホンダと正式契約を交わしたようで、
ロレンソの去就如何ではヤマハ移籍を目論む
最後の悪あがきをしていたよう。
というか、契約後にもヤマハに乗りたかったとハッキリ言ってるし…。
優勝しない限り、ダニの2011年ホンダはないな。
ロッシが移籍すれば、ヤマハのシートも空くことになる、と…。

果たして!?



第15戦、オーストラリアはフィリップアイランドで
10/18に決勝が行われたオーストラリアGP。

ストーナーは地元で、過去2年連続で勝っているコース。
スペシャルペイントのマシンでポール・ポジションスタート。

2番グリッド ロッシ
3番グリッド ペドロサ
4番グリッド ロレンソ
と、4強で上位スタートを占めるも、
ロレンソが2列目からのスタート。

スタートはそのロレンソが出遅れたかたちとなり
焦ったのか、集団から抜け出そうとして
ニッキー・ヘイデンに後から追突。
ニッキーは堪らずコースアウトをするも、
その後順位を大幅に落としながらも無事にレースに復帰。

ロレンソは接触によりブレーキ破損で止まりきれず、
そのまま転倒リタイアという結果に。

ニッキーはこの手の事故に巻き込まれることが多すぎる。
可哀相なほど不運だが宿命なのか…。

ロレンソはこれでノーポイント確定で、
チャンピオンシップはほぼ絶望。


ホールショットを奪ったのはペドロサだが、
いつものようにそれは一瞬となり、
ストーナーがトップに立ち、ロッシとの一騎打ちに。
2人は後続を引き離しバトルをするも、
ストーナーがポール・トゥ・ウィンを達成し、そのままチェッカー。


結果
1位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
2位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)


復帰後初優勝を飾ったストーナーは
これで完全復活か。

久々にケイシーとヴァレのバトルが見れたのは楽しかったし、
ロレンソが不在となった中、
無理をしないでなおかつ狙えるところでは果敢にアタックしていく
ロッシの走りは実際エキサイティングだった。

「いつものように全力で頑張ったが、決して行き過ぎることはなかったということだ。」(ブリビオ監督談)
との言葉が全てを象徴している。


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
4位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)


ロッシはこれで貴重で大きな20ポイントをゲット。
ロレンソとの差が38ポイントとなり、
次戦マレーシアでの年間優勝がほぼ確定。

ストーナーはアッサリ ペドロサを抜き返して、3位に再浮上。
素晴らしい。

ホンダとしては、現在ランキング5位のドビツィオーゾと
6位のエドワーズの差が僅か7ポイントと、
ワークスライダーがサテライトのライダーに抜かれてしまう可能性もあり、
このままでは面目丸潰れだろう。

逆にヤマハとしては、年間ランキングトップ5に3台も入ることとなれば快挙。


残すところあと2戦。
終わっちゃうと思うと寂しいけど、
その分堪能しましょう…。



 

まずは来季の契約問題から。


ドゥカティからオファーを受けていたロレンソは
結局来季もヤマハとの1年契約に合意したことを
インディアナポリスで発表。

ロレンソもヤマハこそが勝てるマシンであり、
ヤマハでロッシに勝ってこそ意味がある
と考えてのことでしょう。
妥当な選択だと思うし、よく踏ん張った。

しかしドゥカでも何でもいいけど、ヤマハ以外、
いや、ドゥカに乗ってロッシと戦う姿も観たかったし、
それも面白かったかもなー…。

ちなみにフィリップモリス側としては、
ストーナーにちょっとした不信感を持っているよう。
つまり、ニッキーをクビにして、ということではなく、
単純にケイシーの代わりとなるエースクラスがほしかったよう。
そりゃータバコメーカーが健康に不安をかかえるライダーを
サポートするというのもおかしな話でもあるけど。

さらにドゥカティはロレンソだけではなく、
カピロッシやペドロサにも声をかけていたよう。
切羽詰まってますな…。


ということでフィアット・ヤマハは2010年も
ヴァレンティーノ・ロッシ、ホルヘ・ロレンソの
2台体制が決定。


ドゥカティ・マールボロも結局今季と同じく
ケイシー・ストーナー、ニッキー・ヘイデンで落ち着いた様子。


ペドロサのマネージャーがなんだかゴネていたようだけど、
レプソル・ホンダも今季同様、
ダニ・ペドロサ、アンドレア・ドビツィオーゾで決定したと
サンマリノで発表となった。


残るワークス、リズラ・スズキは
ロリス・カピロッシとの契約延長は決定。
しかしクリス・ヴァーミューレンとは再契約をしない可能性が濃厚。

代わりに交渉中とされるのは、昨年250ccで2位、
今年も250ccで現在2位で、
青山博一と年間タイトル争いをしている
アプリリアに乗っているアルバロ・バウティスタ。

ちなみに青山も来季のシートが決まっていない。
motoGPクラスからもオファーがあるようなので、
青山には絶対チャンピオンになってもらって
早く来季のシートを確定させてもらいたい。


来季の体制がほぼ決まったことで、
各ライダー、チーム共に後半戦は集中できる
環境になったかな。


その他の特筆事項としては、
第11戦チェコGPから最終戦ヴァレンシアGPまでの残り7レースを
コスト削減のためエンジンの使用台数を5機のみにする
新レギュレーションが導入された。
さらに来年は、全18戦で6機のエンジンになるとのこと。

現在ホンダで開発を務める岡田忠之は、
「ホンダは問題ないけど他社さんには影響があるかも」
などと語っていたが、ほんとかね!?

これは転倒等でエンジンに問題が出ても
もう蓋を開けられないということで、
少なくともライダーからは反発の意見が多いよう。


ということで裏の舞台も忙しい中でのレースも終盤に差し掛かる。



第12戦、アメリカはインディアナポリス州で
8/30に決勝が行われたインディアナポリスGP。

インディアナポリス・モーター・スピードウェイは
今年で100周年を迎える。

昨年は雨で中断となってロッシが優勝したサーキット。


ペドロサがポール・ポジション スタートも、
首位走行中の4周目に転倒。
しかし驚異的な追い上げをみせ、
10位でフィニッシュしてみせた。

そしてまた当然のようにヤマハの2人での
バトルが展開されると思ったが…。

ロッシがなんと10周目に転倒…。

首位を走行も、9周目でロレンソにパスされ、
10週目の1コーナーでミスしたのか、はらんで
続く2コーナーの切り替えしで、
マシンを左に寝かす前に転倒ということで、
ピットに戻ってヘルメットを被ったまま
データを気にして原因を追究しようとしていた姿が印象的だった…。

こういうのを目の当たりにすると、
エンジンの台数制限とかがやっぱり気がかり。

速かったのはロレンソで、2人が転倒後も安定して独走。
前2レースを転倒リタイア後、
背水の陣で3度目の優勝を飾った。


結果
1位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
2位 アレックス・デ・アンジェリス(ホンダ)
3位 ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)


ニッキーは母国で星条旗をモチーフとしたような
スペシャルカラーのペイント&コスチュームと
地元で気合の入る中、アンドレアとのバトルを制し、
昨年のインディアナポリスGP以来、
一年ぶりで、今季初、そしてドゥカティでは初となる
表彰台をゲット!


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
4位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)


ロッシがノー・ポイントと終わって
ロレンソとの差が一気に25まで短縮。
ペドロサも転倒で高ポイントを得られず、
ストーナーを抜けずじまい。



第13戦、イタリア/ミサノサーキットで
9/6に決勝が行われたサンマリノGP。

ロッシが地元イタリアでインディアナポリスの借りを返すかの如く
ポール・トゥ・ウィン!

序盤、ペドロサにヤマハ2人がついていくかたちとなるも、
8周目からは首位をキープ。
そのままペドロサを離し、
ロレンソにも抜かれることなく地元での勝利を飾った。

スタート直後、地元のアレックス・デ・アンジェリス、
コーリン・エドワーズ、ニッキー・ヘイデンの3台が
多重クラッシュで転倒リタイア。
どうもニッキーは巻き込まれることが多いような気がするが…。
レプソル・ホンダ時代は嫌いだったけど、
最近はどうにも気になって頑張ってもらいたい限りで…。

ロレンソもこのクラッシュに接触するも、
奇跡的に免れての2位だけに、このポイントは大きい。


結果
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)


これでロッシは今季6勝目。
そして5度目のヤマハのワンツーフィニッシュということで、
残すレースもこの展開になるのか。

ペドロサが復調してきたし、いよいよケイシーが復帰するので
終盤へ向けて展開が変わるのか…!?


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)
4位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)


ロッシとロレンソの差は30ポイント差にはなったが、
やはり前回の転倒が響いているので
予断は許さない状況。

ようやくダニとケイシーが入れ替わり。

ダニはこのまま総合3位でシーズンを終えて
せめてエースとしてのメンツを保ちたいところだろう。

そしてケイシーの状態が気になるけど、
一昨年のような脅威を病み上がりでみせられるのか!?


マシンの完成度、ライダーの技術共に、
現状ヤマハ2台にはどうあがいてももう勝てないだろう。



≪ Back  │HOME│  Next ≫

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7]

Copyright c Diary of a Madman 2?。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By Mako's / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]