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~ 迷える子羊ならぬ 迷えるメシアの戯言 ~   "狂乱の貴公子" The Messiah, Ronald Oscar のブログ(仮)
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Ronald Oscar
神聖ゴルゴタの陸メタルの会総帥 / KILLING ROSE リーダー(Vo/G)
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世界中から注目を集めるバラク・フセイン・オバマ氏が
現地時間の1月20日、無事アメリカ合衆国新大統領に就任した。

連邦最高裁判所長官が宣誓文を読み間違えて
21日にホワイトハウス内で宣誓をやり直すという
ハプニングもあったが…。


アメリカ合衆国の大統領就任式はアメリカ国民だけではなく、
全世界が注目する一大イベントではあるが、
各報道を見るまでもなく、今回のオバマ氏就任は
さらに輪をかけるほど注目度が高かった。

予備選の段階から、当選すれば
初の黒人大統領の誕生ということで話題を呼び、
WASP (White, Anglo Saxon, Protestant) でなくとも
形式上、最高権力者の座を手に入れたことで
アメリカン・ドリームを体現してみせたオバマ氏。

ちなみにオバマ氏は純粋な黒人ではなく、
ケニア人(黒人)の父とアメリカ人(白人)の母との間に生まれた
黒人と白人とのハーフである。

父親は建国当時から大陸に移住してきた
いわゆるアフリカ系アメリカ人ではなく、
ケニア出身の純粋なアフリカ人でイスラム教徒。
(オバマ氏自身はプロテスタントであるとのこと。)

両親がハワイ大学で出会い結婚し、
オバマ氏はハワイ州出身ということになっているが、
実はケニア生まれで出生の時点では
アメリカ国籍を有していなかったという説もあり、これが真実であれば
そもそも大統領になる資格すら有していないということになる。
このことに関しては、現在2件の訴訟が進んでいる…。


とまあオバマさんの出生に関して云々言うつもりはない。
いや、言うつもりはないが、そんなオバマ氏が大統領に就任した
ということに大きな意味がある。


さしあたって、オバマ政権の大きな課題としては、
対内的にはサブプライム問題に端を発した
今日の全世界を巻き込む大不況、
対外的には対イラク、アフガン、イスラエルなど、
中東情勢への対策が急務とされている。

経済政策としては、1929年の世界大恐慌時後に当選した
ルーズベルト大統領のニューディール政策にならってか
「グリーン・ニューディール政策」を実施するという。

ニューディール政策は、政府による雇用の確保、
労働者管理など、社会主義的な経済政策だった。

日本の教科書では
ニューディール政策によって世界大恐慌から立ち直った
と教えられているのが一般的だが、
世界的にはそう理解はされていない場合も多い。
つまりニューディール政策は失敗だったと。

では何がきっかけで景気が回復したのか。

戦争による軍需である。
これが直接的な原因ではなくとも
少なくとも大きな理由の一つになることは否めない。

つまりこれを現代に置き換えれば、中東戦線への介入が
景気対策とリンクしていると解釈できてしまう。

短絡的すぎると言うなかれ。

マケイン氏はブッシュ前大統領の対イラク戦略を支持して
自身の支持率を落とし、一方のオバマ氏は一貫して反対。
結果、支持率も伸びた。
そのオバマ氏、確かにイラクからの兵の撤退をするとしているが、
それは泥沼化を避けるための措置であり、
アフガンへは逆に兵を増強する意思を名言している。

つまり、アメリカはイラクから兵を撤退させても
これからも積極的に戦争に介入していくということだ。
これは個人の意見や予測ではなく、
実際に発表されている政策意図だ。


今アメリカの国力は著しく低下している。
バブルの頃のように円高が加速しているが、
これは決して円が高いわけではなく、
単にドルが安すぎるだけである。
バブル期は実際に円が高すぎただけであって、
ドルが安かったわけではない。
強いアメリカの威厳は保たれていたのだ。

サブプライム問題の影響を受けてリーマンブラザーズが倒産。
そのリーマン買収を倒産前に諦め、
メリルリンチを倒産を待たずに手に入れるも
シナリオが狂ったたバンカメは赤字に転落。

オバマ氏が発言した300万人の雇用の確保。
2008年に新たに仕事を失くしたとされた人の数が260万人。
この数は今も増え続けている。
しかもそれ以前の失業者数は1,000万人以上らしい。
つまり累計約1,300万人以上か。
政策の実行までに何年かかるか解らないが、
恐らくその間にも失業者数は増えるだろう。
これでは焼け石に水である。

それでもアメリカ国民、権力者達は
自ら選んだオバマ氏を支持する。

ケネディの再来とも言われ、
リンカーンを強く意識しているオバマ氏。
就任演説では、「新しい責任の時代」を訴え、
国民に結束を呼びかけた。
国民に責任を問うたケネディの演説にひっかけて
自らのメッセージを発した新しいカリスマが
奴隷解放をもたらしたリンカーンのような
建国以来のフロンティア精神を持って訴えた結束。

大金をばら撒く知名度抜群の元ファーストレディ、
ヒラリー・クリントンでもなく
ベトナムの英雄でベテラン、ジョン・マケインでもなく
上院議員一年生の有色人種であるオバマ氏こそが、
今のアメリカ国民が求めるものを顕著に表している
「change」そのものであり、
アメリカンスピリッツである自由の象徴であり、
まさに「United States of American Dream」
として国家に必要とされたということなのだ。


アメリカ人の愛国心と団結力は恐ろしく強い。
国民もオバマ氏と心中する覚悟なのか。

その力が威力を発揮して正しい方向に導くことができるのか…。



 

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