なんか外でカメラ回してるのとか、大嫌い。
歩いてる道の先でカメラ回してたりしてたりすると
遠回りしてでもカメラないところを歩くし、
カメラの照準がこっち方面とわかれば
入らないだろう所に絶対逃げる。
なんでって嫌だから。
理屈抜きでマジで嫌い。
で、そんな私に悪夢が襲ってきた。
今日某所にて、私の隣にいる女性がなにやら声をかけられている。
「インタビューで~」
「カメラが~」
といった単語が耳に入る。
ん?なんだなんだ?
隣を見ると、女性の方が、テレビでも見覚えがある
女性キャスターに声をかけられている。
げ!テレビの街頭インタビューか!
どうやらインタビューしたいがカメラで映してもいいかの交渉しているようだ。
隣の女性は断った。
ヤバイ、ロックオンか!?
次は私の番じゃないのか!?
そう焦るのも束の間、
女性キャスターは私の前を素通り。
おー、女性対象のインタビューだったのか、
それとも私みたいのは嫌だったのか、
どっちにしても一安心じゃないか。
なんなんだこの妙な切迫感は…。
気を取り直してお茶でも飲もうと思ったら、
私の少し先にいた別の女性がその女性キャスターに捕まっている。
しかも快諾してるではないか!
おいおい、お○ちゃん、テレビ局のOK取る前に私の許可を取りなさいって!
私の周りでこんなことはあってはならないのです。
どこに待機していたのか、すぐさまカメラさんと照明さんが登場。
あっという間に女性を囲むテレビクルー。
ヤバイ、逃げるぞ。
退路を確認するも、カメラの先が退路方面。
完全に終わった…。
すぐ終わると思ったのでとりあえず待つことに。
5分くらいで終わってくれたようで、これで動けるなと。
助かったと思い再度退路を確認。
うん、もう大丈夫だ。
さーて、行こうということで、とことこ歩き初めて
テレビクルーの存在などすでに忘れかけていた私の横に
ピタっとつける怪しげな人影が出現!
「あの~○○テレビの○○という番組なんですけど~」
おーい!
さっきまで私が行き詰り感いっぱいで堪えていたのを知ってんのかよ!
顔を見ると、こちらもテレビで見覚えがある男性キャスター。
どうやら女性は女性キャスターが
男性は男性キャスターが担当ということなのか!?
「カメラとかがないならいいですけど…」
一応譲歩してやってみる(笑)
「カメラとかあるんですよ~」
身体をくの字にしたまま腰低くにこやかに応対する男性キャスター。
だが狙った獲物は放さないというイヤラシイ目。
「あ、ごめんなさい、無理です」
ということで小走りに逃げたのでした。
絶対無理!

PR