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~ 迷える子羊ならぬ 迷えるメシアの戯言 ~   "狂乱の貴公子" The Messiah, Ronald Oscar のブログ(仮)
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Ronald Oscar
神聖ゴルゴタの陸メタルの会総帥 / KILLING ROSE リーダー(Vo/G)
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過密スケジュールの中、
各ライダーの体力、精神力が鍵になってくる
ここからのmotoGp。
この辺でどれだけ踏ん張れるかが結果にも影響してくる。


第6戦、スペインはカタルニアで6/14に決勝が行われたカタルーニャGP。

ポール・ポジションは地元スペイン人のヤマハ ホルヘ・ロレンソ。
ロレンソはヘレス同様、地元でのポール・ポジション獲得と調子が良い。
同じくヤマハの帝王、ヴァレンティーノ・ロッシは
2番グリッドからのスタート。
3番グリッドからはドゥカティ ケイシー・ストーナー。
早くも年間チャンピオンを争うと断言できそうな3人が
フロントローを占める。
地元でスペイン人、ホンダのエース、ダニ・ペドロサは
8番グリッドからのスタートとなった。

レースはこのトップ3が抜け出す展開に。
そしてヤマハの2人が後続を離しにかかり、バトルに。
4周目にロッシがトップに立つも、
ロレンソがピッタリとマークし13周目に抜き返しトップに。

ここまでも先が読めない展開だったけど、
本当の意味でのバトルはラスト3周。
23周目、ホームストレートエンドの1コーナー侵入で
ロッシが素晴らしいブレーキングでロレンソをパス。

そしてラストラップ、バトルが激化。
同じく1コーナーでロッシがロレンソを抑えきれず、
ロレンソがロッシをパス。
スリップを使っての抜き差しだったから、
この時正直このレースは終わったと思った。

が、ロッシはワンチャンスを狙っていたのか。
なんと最終コーナーで一蹴のスキをつき、
チェッカー目前でロレンソをパス!
ロレンソ、ストーナーに遅れをとったとはいえ、
今シーズン3人目となる2回目の優勝を決めた。
ロッシはこれで通算99勝を達成!


結果
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)


しかしもう無理だと思ってしまった自分を恥じたよ…。
多分、ロッシはこのワンチャンスを計算に入れていたんだと思うし、
それを見事にモノにしたのは
まさに神がかったライディングだったとしか言いようがない。
本当に見事だった!

このラストラップは、今年のこれまでのレースでは
間違いなく最高のバトルだった。

これでランキング上もロッシが再びトップに!


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
4位 アンドレア・ドビツィオーゾ
5位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)


上位3人は同率の106ポイントとポイント差はなし!
ドビツィオーゾが4位に浮上、ペドロサが5位に後退。



第7戦、オランダはアッセンで6/27に決勝が行われたオランダGP。

結論から書けば、ヴァレンティーノ・ロッシがポール・トゥ・ウィンを達成!
自身GP通算100勝目を飾った。
(125cc時代に12回、250ccで14回、
最高峰クラス(500cc時代を含む)74回。
うちヤマハ移籍後は41回。)

レプソル・ホンダのペドロサが
久々に好調2番グリッドからのスタートも、、転倒リタイア。
同じくレプソル・ホンダのアンドレア・ドビツィオーゾも
転倒リタイア。
レプソル・ホンダ勢としてはチームとしてもノーポイントという
手痛い結果に。

原因不明の体調不良を訴えている
ドゥカティ ケイシー・ストーナーは4番グリッドからのスタート、
3位でフィニッシュと、それでもまずまずの結果。


結果
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)


ロレンソは3番グリッドからスタートも、出遅れて
その後2位まで浮上するも、
ロッシの速さには及ばずだった。

2戦連続のロッシ - ロレンソによる、ヤマハ1、2フィニッシュ。
ロレンソ - ロッシの順も含めると、ヤマハ1、2は今季3度目。
しかもこのレースでは、ヤマハ サテライト・チームの
コーリン・エドワーズが4位、
同じくジェイムズ・トーズランドが6位となり、
上位6台中、ヤマハ車が4台を占めるという
ホンダとは対照的な結果となった。

ロッシのチェッカー後、コースに出てきたファンが
GP初優勝から99勝目までの写真がプリントされた
25メートルもの長さの幕を広げこの歴史的記録を祝福!
ヴァレ、ヴァレンティーノ、ロッシ君(と呼んでいる)
のデビューから観てきているファンとしても
想い出と共に喜べる最高の瞬間だった。


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
4位 アンドレア・ドビツィオーゾ(ホンダ)
5位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)

これでロッシが単独トップに!
そして今シーズン初の3勝を達成したライダーに!

確かにバトルは醍醐味で、これがあるからレースは面白いとも言えるけど、
やっぱり安心して観ていられる圧倒的なレース展開もいい訳で…。
このレースはカタルニアとは対照的に、
今のところ今年一番安心して観ていられたレースだったと思う。



第8戦、アメリカ、カリフォルニア州ラグナセカスピードウエイで
7/5に決勝が行われたアメリカGP。

昨年のラグナセカを思い出すまでもなく、
レース前から過酷な展開、
重要なレースとなることが予期できたレース。

ポール・ポジションを獲得したのは
ここ2戦でロッシに及ばず苦い思いをしているロレンソ。
しかしロレンソは予選で無理をしすぎて転倒を繰り返し、
怪我を負ってのレースとなった。
2番グリッドはヴァレンティーノ・ロッシ。
無理をしないで決勝で辻褄を合わせようというところか。
3番グリッドはケイシー・ストーナー。
ここ数戦、体調不良を訴えているということだが、
原因は不明とのこと。

レースは4番手からスタートしたペドロサが
ロケット・スタートに成功。
一気にトップに立つ。
怪我が癒えてきたのだろうか。
新しいフレームを投入したらしいが、
その調子もいいのかもしれない。
そのペドロサに3強が追う展開に。

ロレンソが遅れ気味、そしてロッシがストーナーをパスして2位に浮上、
そしてロレンソが挽回してストーナーがそのまま置き去りに。
後続に差をつけていたペドロサが逃げ切り、
そのまま1、2、3、4が確定かとも思われた。

しかしロレンソの追い上げは驚異的で、
ロッシの2位も危ぶまれる展開に。
どうやらロッシはセッティングに若干の問題があったのか、
中盤なかなかスピードが上がらなかったように見えた。

だがしかし、ロレンソがロッシをパスしようと仕掛けた瞬間、
ミスを誘い、そのままペドロサを詰める追い上げをみせる。

一時は3秒以上ついていた差が、
ラスト2周くらいで「もしかしたら…」
と思わせるくらいの差まで縮まっており、
そしてラストラップではその差はもうなくなり、
ついには最終コーナー、ロッシが仕掛けるも、
ペドロサがなんとか抑えて今季初優勝。

昨年のような、コークスクリューでの劇的なバトルはなかったし、
ヴァレンティーノはペドロサを抜けなかったとはいえ、
終盤の驚異的な追い上げは、この危険なコースを
誰よりも熟知していて、それをハンドルするテクニックを
持ち合わせているということの証明だと思う。


結果
1位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)
2位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
3位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)

4位にストーナー、5位は地元でアメリカ人の
ニッキー・ヘイデン(ドゥカティ)と今季自己最高位かな。
ニッキーは星条旗をまとったスーツで地元での凱旋レースをアピールしていた。


しかしペドロサも速かったし、ロレンソも速かった。

ロレンソがそのまま遅れてくれていれば
ロッシも勝負をかけることもできたのかもしれないが、
前を抜くだけじゃなく、後も気にしながらとなると、
なかなか無理もできなかっただろう。

実際ラストラップの最終コーナーは、
一歩間違えるとロレンソにも抜かれるような場面だっただけに、
そこはミスしない程度に抑えて2位を死守してくれたのには
ほっと胸を撫で下ろした。
この辺は状況をきちんと把握している
経験豊富な帝王らしい冷静な判断だったと感心すること然り。


ランキング
1位 ヴァレンティーノ・ロッシ(ヤマハ)
2位 ホルヘ・ロレンソ(ヤマハ)
3位 ケイシー・ストーナー(ドゥカティ)
4位 ダニ・ペドロサ(ホンダ)
5位 コーリン・エドワーズ(ヤマハ)
6位 アンドレア・ドビツィオーゾ(ホンダ)


優勝したペドロサが4位に復帰。
転倒リタイアのドビツィオーゾが6位まで後退。
ロッシの元チームメイト、エドワーズが5位と
サテライト・チームからの参戦ながら
素晴らしく健闘している。


今年のレースで一番の脅威はロレンソだということは
ここ数戦で嫌というほど思い知らされた。
ロレンソは多分、誰よりも打倒ロッシが念頭にあるのではないか。

同じマシン、同じチーム(実際は別のようなもので…)
と条件はほぼ同じなのに、何故勝てないのか。
どうしても勝ちたいという気持ちが表れている。
そしてライバル心だけではなく、少し前まであまり感じられなかった、
相手に対する敬意も感じられるようになったから不思議。
現実を受け入れロッシの強さを認めた上で
覚悟を持って毎レース挑んでいるという印象。
それだけに以前のような、ただ血気盛んな若者ではなくなったのが怖い。
ストーナーの調子が上がらなかったら
このままヤマハの2人で優勝争いというのも十分に考えられるだけに、
これからも目が離せない。

そして原因不明の体調不良のストーナー。
これは恐らく尋常じゃないプレッシャーからくるもの、
というか、そうとしか思えない。

決して悪い成績じゃないし、
まだまだ優勝を狙えるいいポジションにつけていながら
昨年、一昨年のような怖さは影を潜めているような気がする。

一昨年、最高峰クラス参戦2年目、ドゥカティ・ワークス移籍1年目で
(当時のドゥカティのエース待遇はカピロッシ)
全クラス通して初のGP年間初優勝を達成という
驚異的な結果を出してしまっただけに、
その後計り知れない程の心理的苦戦を強いられているのだろう。

昨年まではにっくきケイシーだったけど、
ケイシーにはなんとかこれを乗り越えて
早くいいレースができるように回復してほしい。
まだ若いし、ニッキーのようにはならないで…。
いや、ニッキーにも頑張ってもらいたんだけど…。



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