第3回タバコ屋さんのお話です。(笑)
第1回目
いつぞやか旧日記を書き始めた当初、
夜の都心の繁華街編
第2回目
つい先日書いた、
街のタバコ屋さん編
そして栄えある第3回目に選ばれたのは…。
昨日のお話です。
今回は住宅地のやってるのかやってないのか解らないタバコ屋さん。
そこは普通の閑静な住宅街で、お店などは皆無の地域。
軒先には一見自販機しかないと思いきや、
なんと自販機と自販機の間に
昔ながらのタバコ屋さんの小窓が。
小窓を開けると超強力、猛烈な線香の薫りが襲ってくる。
「す、すいませ~ん(ケホっ)」
10秒位で店のマダムが登場!
見るからに何だか凄いキャラクターです。
橋田壽賀子さんのドラマに出てきそうな感じです。
「あ~らスイマセ~ン!
大変お待たせしてしまって~!」
(大して待ってねーし…。)
「タバコですか?」
(他に何の用がある?)
「これで買ってくれます?」
とタスポを差し出す。
「え、自販機で買うんですか?」
「はい、これ使ってください!」
「あ、ありがとうございます…。」
ということで意外なかたちで初タスポを体験してしまったではないか!
タスポ貸すタバコ屋さんがいるとは聞いたことがあるけど、
遭遇したのは初めてですね。
まあこれだけなら初タスポ体験ということで終わるんですが、
ここからがなかなか帰してくれない!
「あ、どうもありがとうございました。」
「あ~ら、いい財布ね~!
素敵よ!
私、男の人が小さい財布持つの、嫌いなの!」
(ガタきててそろそろ買い換えたいんだが…。)
「あー、どうもありがとうございます…。
小さいの嫌いなんで…。」
「そーでしょ?」
(アンタの趣味は聞いてねーしそれで決めねーよ…。)
「うちの主人ね、この前スリにあったんですよ!」
財布からスリ話に発展。
「あ、それは大変でしたね…。」
~中略~
「うちの息子ね、財布失くしちゃって!」
親子揃って…。
「あ、それは大変でしたね…。」
~中略~
「うちの孫ね、財布落としちゃって!」
・・・。
「あ、それは大変でしたね…。」
~中略~
約10分後に開放されましたが、
その間小窓挟んで家族の財布失くした話を永遠で、
私はほぼ相槌しか打ってませんでしたね。(苦笑)
私も人の話を聞くのは嫌いではないのですが、
いや~、かなり強烈でした!
普通親子孫3代で財布失くすかって!?(笑)
しかしこれは人によっては耐え難い苦痛になり得るというのは
想像に難くないレベルでしたね、ハイ…。
今日もそのお店の前を通りました。
タバコ切らしてました。
昨日ライターもらいましたが、素通りしました…。

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