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~ 迷える子羊ならぬ 迷えるメシアの戯言 ~   "狂乱の貴公子" The Messiah, Ronald Oscar のブログ(仮)
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Ronald Oscar
神聖ゴルゴタの陸メタルの会総帥 / KILLING ROSE リーダー(Vo/G)
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去る8月6日は広島での64回目の原爆の日、
そして本日8月9日は長崎での同じく64回目の原爆の日でした。

私は広島には1度だけ行ったことがありますが、
長崎へは1度も行ったことがないです。

広島に行った際は、もちろん原爆ドームにも行き、
平和記念資料館を時間をかけて見学しました。
そして被爆者の方からの生々しい被爆体験談を
直接伺う機会にも恵まれました。

広島での体験はとてな貴重なもので、
その時「いずれ長崎にも行かねば」
と思ったものですが、
それは未だに実現できておりません…。

私と同じように、広島には行ったことがあっても
長崎には行ったことがないという方も多いのではないでしょうか?

また、一般的にも「原爆=広島」
のイメージが強く、
長崎は少々軽視されている感も否めない気もしますが、
いかがでしょうか!?



広島に投下された原爆は「リトルボーイ」と称され、
いわゆるウラン235型。
長崎に投下された原爆は「ファットマン」と称され、
いわゆるプルトニウム239型。
つまりこの2つの原爆は異なるものです。

アメリカで初めて作られた原子爆弾は「ガジェット」と呼ばれ、
長崎型と同じくプルトニウムを原料とするものでした。

広島でウラン型を投下した理由は、まだ見ぬその威力を確認するため、
そしてそれがもし失敗しても、あるいは成功しても、
実地でのプルトニウム型の威力を検証する必要があった。

日本にこの2つの原爆が投下されたのは
「戦争を終わらせるため」
といった美談的理由からではなく、
上記のようなアメリカの事情が真相と
断言して間違いはないでしょう。

ウラン型よりプルトニウム型の方が威力が強く、
1.5倍とも言われ、それは投下前から解っていたはずである。
長崎は山に囲まれた地形のせいで
広島よりは被害が少なくて済んだとはいえ、
同じ平地で比較した場合の被害は、広島以上と予測され、
想像を超えるものだったのではないだろうか。

ここから得られた検証結果は
「窪地よりも平地に投下した方が効果がある」
というふざけた結果でしかないように思える。


長崎は本来原爆が投下される予定地ではありませんでした。
第一目標は小倉でしたが操縦士が目標確認に失敗、
燃料切れと日本軍の追撃を恐れて
第二目標である長崎に変更されています。

もちろん広島で起きた悲劇を軽視するつもりもないし、
被害はあってはならないものだったと強く思いますが、
2つもの原爆を投下する必要がなかったこと
(広島には落とされても仕方なかったなどと言うつもりは毛頭もありません)、
本来の第一目標ではなかったことから、
長崎の悲劇を考えると…。



6日、一足先に平和記念式典が行われた広島で、
田母神俊雄前航空幕僚長が
「『ヒロシマの平和』を疑う」と題した講演を行った。

田母神氏は航空幕僚長時代に
「大東亜戦争は侵略戦争ではない」と主張する論文を発表、
その主張が政府見解とは異なるということで波紋を呼び、
航空自衛隊を退職している。

田母神氏の主張は、今の日本で公人という立場においては問題はあったが、
主張自体は間違ってはいなかったと個人的には思う。

その田母神氏が広島で行った講演の内容は、
「(広島、長崎に次ぐ)3度目の核攻撃から身を守るためには
核武装するのが普通の考え方」などというもの。

これを問題視する意見があるとすると、
つくづく「平和ボケ」と言うしか仕方がない。

「やられたからやり返す」
という意味なのではない。
「やられたことを教訓に身を守るため、やった側と同じ力をつける必要性」
というのは当然で、
今や公人とは言えない立場の田母神氏が
この主張をすることは何ら問題はなく、
かつその内容は至って正論である。

この解釈、意味をどう受け取るかは非常に重要で、
憲法改正、9条問題、日米安保、地位協定、基地問題等々、
本来どうあるべきなのか、
今後数十年の国防策に大きな意味を持ってくる。

北朝鮮が核を持ってもアメリカが守ってくれるから平気なのか。
北朝鮮が核を持つのに反対でも
アメリカがすでに持っていることは許せるのか。

プラハにて核廃絶演説を行ったオバマ米大統領だが、
ではアメリカは核を放棄する準備はあるのか?
あるわけがないのは当たり前で、
自分の国だけが核を放棄したら、他国よりも立場が弱くなる。
それが誰がどう考えても普通の考え方である、ということだ。


そのオバマ氏、11月にも初来日をするとのことだが
日程的にも広島及び長崎への訪問はない見込み。

中国が最大の米国債保有国ということもあるから
今アメリカは、日本は中国のついでくらいにしか考えれないだろうし、
日本との外交問題よりも経済問題が優先なのは容易に理解できるが…。

ちなみに核を投下した側の国民の知的レベルと
事実認識力は恐ろしく低い、ということだけは書いておく。
詳しくは機会があれば。



戦後も64年も経つと、戦争体験者、
そして原爆被爆体験者の方々からの
お話を伺う機会は減少し、
それはいずれなくなっていく。

直接伝え語えてくれる人がいなくなっても
忘れることなくどう後世に伝え残すことができるのか、
その時果たして正しい判断ができるのか。

日本、そして国民は、唯一の被爆国としてできること、
そしてやるべきことをもっとよく考えねばならない。

もう一度「ヒロシマ」へ
そして初めての「ナガサキ」へも訪れねば。



以前、消失してしまった旧日記にも
「お勉強」と称して核、原爆についても記載しましたが、
いずれまた何かを論じたいとは思います。
ほんと消えたのが悔やまれるというか許せないというかなんというか…。



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