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~ 迷える子羊ならぬ 迷えるメシアの戯言 ~   "狂乱の貴公子" The Messiah, Ronald Oscar のブログ(仮)
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Ronald Oscar
神聖ゴルゴタの陸メタルの会総帥 / KILLING ROSE リーダー(Vo/G)
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昨日は注目の選挙でした。


自民党が歴史に残る大敗。

確かに民主党圧勝といえる結果になったけど、
これは民主党が強かったというよりも、
自民党に対する逆風により
有権者が「No」を唱えた結果で、
民主党に「yes」と言ったというよりも
消去法的な考えの結果として民主党が勝った、
といった方が正しいだろう。

それもまた民主主義である。


自民党は議席を大きく減らし、
119議席しか獲得できず、
結党以来、初の第1党の座から転落。
民主党は、1
政党の獲得議席としては
戦後最多の308議席となる単独過半数を獲得。

投票率は、小選挙区が69.28%、
比例代表が69.27%となり、
いずれも1996年以降、現在の制度下では、
過去最高の投票率となった。


現職が有利というのは全くなくなり、
要職歴任の重鎮や現職大臣までもが
苦戦するという、
まさに歴史的な変革をもたらす選挙だった。

公明党が小選挙区で全滅したのだけは喜ばしいことか。
あとはかつてのオウム以上の規模で参戦した
幸福の科学も当然のように全滅と少し安心。


選挙マニアとしては、三面記事的なネタもあり、
それはそれで面白かったけど、
今回はそれどころではなく…。


注目すべき選挙区がありすぎるし、
結果に関しても言いたいことは沢山あるけど、
総じて言えることは、小沢一郎恐るべしと…。

各選挙区への候補者の擁立と選挙戦は、
小沢氏の緻密な計算の上に成り立っており、
そして計算どおりの結果をもたらしている。

見事初当選を果たした政治経験のない女性達、
いわゆる小沢チルドレンの方々は、
当選会見などで政策や意気込み云々よりも、
小沢さんの言いつけを守った、
小沢さんを信じて戦った、
などと小沢氏の指導に忠実に従って立候補したこと、
そしてそのお陰で当選を果たしたこと、
党よりも小沢氏個人に対する忠誠を、
何の躊躇もなく正直に、皆さん口を揃えて語っていたのが
印象的だった。

選挙が終わったばかりの今から先の事を言うのは
早過ぎるかもしれないけど、
問題はこの選挙で初当選を果たした方々が
次の選挙で戦えるのかということ。

彼らは彼ら自身が小沢氏に擁立された
頭数であることを自覚しており、
良くも悪くも非力であることを理解している。

そもそも民主主義というのはそういうものなので
頭数を確保すること自体は悪いとは言わないが、
今回小泉チルドレンが苦戦したのと同じで、
選挙対策、議席確保目的の頭数要員は、
目的が達成され情勢が変化した後の生き残りが困難である。


かつての細川内閣が脆くも瞬く間に崩れ去ったように、
民主党政権が任期を全う出来ずに
解散に追い込まれる可能性も否めない。

細川内閣は7党1会派による連立政権であり、
それに対して民主党は1党で過半数を獲得できた
ひとつの政党なのだとはいえ、
元はといえば、細川内閣発足後に派生した、
自民、社民などを辞めた人たちの寄せ集めである。
派生の過程による各グループ、
すなわち自民党の派閥と同様なものが存在するとも言え、
その利権争いも熾烈になるだろう。

細川内閣を作った黒幕は小沢氏であり、
今も民主党の裏で糸を引いているのは
変わりがない。
違うのは、かたちの上ではひとつの党として
結束していることであり、
それだけに小沢氏以外の勢力が
この頭数を動かすことも考えられ、
いずれの勢力もせっかく獲得した政権の座を
分裂して安々と手放すことは望んでいないだろう。
だからこそ、この頭数を獲得した選挙のブレイン、
小沢氏が求心力を保てるかどうかが鍵になってくる。



しかし今回の民主党の勝ち方は異常。
この人までもが比例復活すらなく落ちたか、
という自民党候補は少なくない。

もちろん、落ちてくれて良かったと思う人、
しぶとく落ちなかったなと思う人もいたが…。

比例代表制が並列されているとはいえ、
これも小選挙区制だから起こり得たというか、
これが本来の小選挙区制の姿でもあると。

比例での惜敗率には関係するとはいえ、
基本的には僅差であれ大差であれ、
勝ちは勝ち、負けは負けであり、
これは民主主義の根幹である。

そんな小選挙区制度をつくったのも小沢さん。


西松の問題で民主党代表を辞任して、
またもや裏方に徹するかたちとなったが、
西松問題がなかったとしても、
小沢代表のままだったとしたら
今回のここまでの大勝はあり得たのだろうか?
表から身を引いて選挙に専念したからこそ
今回の結果があったのではないか。
ふとそんなことを考えてしまう。

そんな小沢氏が表舞台に出る、
すなわち内閣総理大臣になることは
今後あるのか。
小沢氏が本気でその椅子を狙っているのなら
もうあまり猶予はない。



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