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年末年始の格闘技興行の感想でも書いておこうかなと。
といっても年末は『Dynamite!!』、
年明けは新日本しかないけど…。
大晦日の『Dynamite!!』はメイン2試合以外は
ダイジェストしか観てないけど、それで十分かなー…。
魔裟斗 VS アンディ・サワー
判定ながら勝って最後を飾れて
良かったんじゃないかな。
吉田秀彦 VS 石井慧
判定で吉田が勝ったわけだけど、
最初の間合いからキャリアのある吉田の凄みが
これがプロデビューの石井の緊張を圧倒していたと思った。
しかし吉田も明らかにスタミナがなかったし、
そんなベテラン相手に何もできなかった
金メダルディフェンディングチャンピオン
というのもね…。
吉田は引退を示唆。
石井はノーコメントらしいけど、
今後は果たして!?
プロレス転向とかはやめてもらいたい。
プロレスといえば、プロレスラー、藤田和之は
アリスター・オーフレイムに1R KO 負け。
どうも準備不足な見た目だった気がしたけど…!?
藤田も今更プロレス復帰とかはやめてもらいたいな。
まあ猪木事務所所属なんで、IGF だけならいいけど。
同じくプロレスラー柴田勝頼は泉浩相手に判定負け。
試合は見れなかったけど、
柴田はいいもの持ってるだけに、歯がゆいというか…。
やっぱり新日本辞めない方が良かったような気が…。
そしてその 新日本プロレス 1.4 東京ドーム大会
『レッスルキングダムIV』
メイン
IWGP ヘビー級選手権試合
チャンピオン 中邑真輔 VS 挑戦者 高山善廣
ボマイェ連発で中邑が防衛。
セミ
GHC ヘビー級選手権試合
チャンピン 杉浦貴 VS 挑戦者 後藤洋央紀
アンクルホールドで杉浦が防衛。
棚橋弘至 VS 潮崎豪
ハイフライフロー連発で棚橋の勝利。
IWGPジュニアヘビー級選手権試合
チャンピオン タイガーマスク(4代目) VS 丸藤正道
タイガー・フロウジョンで丸藤が新王者に。
丸藤はこれでグランドスラム達成。
メジャー3団体のジュニア王座を全て制覇したことに。
とまあこの辺の主要カードは予想通りの流れ。
面白味はジュニアのベルトが移動したくらいで。
「お祭りだから~」
っていうには華が足りない気もするし、
おおよそ一過性でしかない流れだし。
公式発表で41,500人は入ったらしいので、
一時の低迷時と比べて
今の新しい安定した層が付いたってことなのかな!?
それはそれでいいことだし、
時代と共にプロレスというものの存在自体が
変化しているんでしょう。
懐古主義ではないが、
あとは見守るしかないのかなー…。
このプロレスというジャンルと接するのに、
年々より複雑な心境となってしまう。
なんて思っていたら、3月に『戦国武将祭』開戦
との発表が。
蝶野が織田信長、武藤が武田信玄…!
主催はゲーム会社のコーエーらしいが、
これって新日本の親会社、ユークス的に問題ないのかしら!?
しかしイベント自体のスケールが凄い。
橋本は特にこういった時代物が好きだったはずだから
生きていたら喜んでやったに違いないし。
やっぱり三銃士クラスは別格。
少なくとも、三銃士の時代までは
ハッキリと線引きできる何かがあったのは確か。
皆さんは初詣には行かれましたか?
私は元日に近所に軽く参拝してきました。
以前は何件か回ったりしてたんだけど、
ここ数年はこのスタイルで落ち着いている感じで。
しかし何ですなー、毎年思うけど、
年末から流れる
「初詣は○○大師へ!」
というCM。
神様も宣伝するのかと思うと滑稽で。
「うちの方がご利益ありまっせ~!」
ってね。(笑)
しかし1年のうちで一番の書き入れ時だけど、
ただでさえここ最近は年々さい銭の額が減っているみたいだし、
この大不況でさらに減ること必至だろうからな…。
神様も必死にならざるを得ないというか、
宣伝経費があればもっと宣伝して
もっと実入り増やしたいというのが本音だろうな…。
そういえばアメリカでは、いかにもいかがわしい
怪しげなCMだかTV番組だかが
年中、それも四六時中流れてる。
「信じなさい!」
「必ず報われます!」
「今すぐ振込みを!」
てな感じであり得へんやろっていうのがね。
ちなみにBLACK SABBATH の
『DEHUMANIZER』アルバム収録の
「TV Crime」という曲は
その手の題材が描かれていて笑えます。
いやいや、大好きな曲なんだけどね。
ロニー・ジェイムズ・ディオが精一杯力んで
「TV Crime!」
と暑苦しい声で連呼する様に
思わず拳を上げて一緒にシャウトしてしまうのは悲しい性です、ハイ…。
しかしこういう失笑率の高さが
メタル衰退のポイントにもなったのは確かなんだけど。
初詣のCMくらいはご愛嬌レベルとして、
アメリカの変なテレビまでとはいかなくても、
実際こういう時代のこういう時期にかこつけて
変なのもあるとは思うから気をつけましょう。
ということで神様も大変らしいですが、
ここにいるメシアとて同じくでしてよ…。
そんなメシアの懐かしい初詣レアショットが出てきたので
アップしてみる。
え?
このレミーみたいに無駄に髪が長いのは誰かって?
私ですが、何か?
軽く10年以上前だな。
当時は黒髪長髪こそが美学だったのさ!
新日本プロレスがユークス体制になってから
4度目の東京ドーム興行
『レッスルキングダムIV』
が来たる1月4日も開催。
カード的にはこれが「今」を全て映し出しているってことなのかな…。
内藤哲也と裕次郎のタッグチーム、
『No Limit』がメキシコから帰国。
ジュニアのチームだった2人が
ヘヴィ級のIWGP タッグ王座に3 Way 戦で挑戦、と。
脱ジュニアか…。
身体が大きくなったらしいけど、
身長伸びたわけでも伸びるわけでもないし…。
これ以上小さいレスラーは無理してヘヴィ級に行かないで
ジュニアに留まった方が全体的にも質が上がると思うんだけど…。
ジュニアのシングルは4代目タイガーマスクの
IWGP ジュニアのベルトにノアの丸藤正道が挑戦。
虎4はもういいだろ…。
丸藤ならそれなりの期待はできるでしょう。
他、ノアがらみでは、GHC チャンピオンの杉浦貴に
2連敗している後藤洋央紀が挑戦。
後藤がGHC 巻くことに誰が納得するんだろうか…!?
そして棚橋弘至 VS 潮崎豪 の「エース対決」。
2人とも各団体の「前王者」ということで、
現在無冠の2人で「エース対決」というのも面白い。
サプライズとしては、
アブドーラ・ザ・ブッチャーと
テリー・ファンクが参戦、
蝶野正洋、長州力らと
8人タッグで対戦すると。
テリーとブッチャーか…。
しかし最近こういう外人レジェンドに
日本人レジェンド蝶野、長州がタッグで絡むって構図、
定番となりつつある!?
それはいいけど他に絡んでいる人選がよくわからん。
まあお祭りだからとしか言えないか…。
そしてメインは中邑真輔 VS 高山善廣 のIWGP 戦。
なんで今高山なんだろうか…。
しかもメインか…。
かつて新日本に参戦してたときの高山と
今の高山は比較できないし、しちゃいけないと思う。
中邑といえば、IWGP 獲った時の発言。
「猪木ー!旧IWGP は俺が取り返す!」
の対猪木対戦要求の経過。
ちょっと思い起こしてみると、
G1 は真壁優勝、
棚橋が怪我でIWGP ベルト返上、
そして9.27 神戸、G1 の決勝戦と同じカード、
真壁 VS 中邑 の新チャンピオン決定戦で、
中邑が新チャンピオンになったと。
この勝利者インタビュー、リング上で
唐突な初代IWGP ベルトの奪還宣言と
猪木さんへの対戦要求となった。
これを受けてIGF サイドは宮戸GM が9/30に会見。
曰く
「心意気は素晴らしい。
前向きに受け止めてどんな選手でも用意する。
11.3、IGF JCB 大会に来い。」
というもの。
中邑は
「猪木さん本人の声を聞きたい」
とあくまで直接の対戦要求と直談判を希望。
この時点で猪木さんはニューヨーク滞在中とされていた。
10/3、今度はIGF 所属選手という立場から
ジョッシュ・バーネットが
「旧IWGP のベルトがほしいなら俺を倒してみろ」
とコメント。
そして10/14、ついに猪木本人が会見。
前日まで3週間、腰の手術で極秘入院していたことを明かし、
中邑のことは
「周りも気をつかって言わなかったのか知らなかった。」
「引退してる俺が出て行くわけねぇだろ。」
と一蹴。
そして
「1回来たらいい」
「自己主張するために猪木の名前を使ってもらうのは結構。
アピールしろよと。」
と、バッサリ切り捨てて中邑に11.3の来場を促した。
これで中邑の希望通り、一応猪木本人からの回答が出た。
今更初代ベルトがどうしたとか言って
かなり唐突に謎の猪木対戦要求を宣言した
中邑の反応は…。
10/17の試合後
「要はノーでしょう?正直、ショック。」
「俺は会社とも闘ってる。」
いや、普通に考えて「ノー」で当たり前だろう…。
しかも今の新日本の誰が「猪木」という存在を歓迎している?
その辺会社とも闘っているというのはガチっぽいが、
いったい何がしたいのか真意が解らないまま。
そして11.1 後楽園大会。
IGF からサイモン社長やジョッシュ・バーネットらが来場、
リングサイドで観戦していたようだけど、
これを中邑は徹底無視。
この時の棚橋との小競り合いは良かった。
棚橋:
「中邑~!中邑~!」
中邑:
「小せぇ奴がうるせぇーな!
そんなにベルトが欲しいか?
ならU-30 でも巻いとけ!」
棚橋は自ら提唱したU-30 を中邑に奪われた挙句
そんなベルトいらないと言われた過去があるから
これはリアルに屈辱だろう。
対IGF に関しては、
「俺はできねぇと言われた時点でオチはついた。IGF には行かない」
と発言。
「会社との闘い」
にも終止符が打たれたのか、
これで収束したかたちとなった。
そしてオマケのオチなのか、
11.3、IGF JCB 大会。
澤田敦士とジョッシュ・バーネットが
初代IWGP ヘビー級ベルトのレプリカを懸けて対戦。
これでは新日本というか中邑は、完全に茶化されてるとしか言えないだろう。
猪木さん、IGF 側の方が何枚も上手というわけか。
結局この中邑発言の真意はどこにあったのか。
この件事態が闇に消えるかもしれないし、
年明けの契約更改で何かが動くかもしれない気もする。
というか、この最後のオチを見れば、
言わんこっちゃないだろうと…。
中邑は2004年、高山から奪ったNWF を封印したことがあり、
今回は高山が勝ってIWGP を封印することを
宣言しているらしい。
高山はフリーだけどIGF にも参戦しているので
もしこれが実現すれば、
現ユークス体制の新日本とIGF の
禁断の交わりが生まれるのか…!?
良くも悪くもやっぱりユークスになってから変わったし、
賛否両論ある中、路線が安定してきているのも確かだけど、
猪木さんがちょっかい出すのがいいのかと言われると
決してそんなはずがあるわけもなく、
かと言って演出されすぎの今の路線にも
そろそろもうついていけないかなーというか、
違うなーと思わざるを得なくもなってきているのも確か。
一説によると、上場企業のユークスが、
子会社化した新日本の株を手放したがっているらしく、
株価も下がっているので
猪木さんがそれを買い戻そうとしているとも。
邪推かもしれないが、ノアから小橋、秋山が参戦しないことも
来年の業界再編を匂わす何かを秘めている気もするし、
結局のところ、好き好きは別として、
業界全体の状況や今後の流れも含め、
やっぱりこれが全て「今」を象徴した大会になっているのかもしれない。