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~ 迷える子羊ならぬ 迷えるメシアの戯言 ~   "狂乱の貴公子" The Messiah, Ronald Oscar のブログ(仮)
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Ronald Oscar
神聖ゴルゴタの陸メタルの会総帥 / KILLING ROSE リーダー(Vo/G)
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椎名林檎、初期はそれなりに好きでした。


やっぱり彼女のデビューアルバム
『無罪モラトリアム』
は衝撃的でしたね。





















万人受けしたけど、わかる人にはわかる部分が
ツボすぎてハマったロック親父も多かったのではないだろうか。


若い女の子の恋愛観を中心に据えた歌詞に
「マーシャルの匂いで飛んじゃって」や
「グレッチでぶって」
なんて、ある一定層しか反応しないフレーズを織り込むセンス。


サウンドのほうは恐らく最後のロックブーム期に
ロックバンドのサウンドで J-POP アレンジで 挑んだ。





そんな期待の星だった椎名林檎は
今では大変ご立派な「椎名林檎大先生」になり、
初期の純粋な激情をぶつけた音楽ではなく、
職業作家と、職業パフォーマーとしての誇りを
前面に出していて物凄くつまらなくなった。


まったくもって鼻持ちならなくなった
ともいえるかな。





そんな椎名大先生のアルバムでも、
1st アルバムは今でもたまに聴く。


お気に入りはほとんどだけど、
そのうちの一つは「幸福論(悦楽編)」



特にグッとくるところは

++++++++++++++++++++++++++++++
そしてあたしは君の強さも隠しがちな弱さも汲んで
++++++++++++++++++++++++++++++

++++++++++++++++++++++++++++++
あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを
守る為なら少し位する苦労もいとわないのです。
++++++++++++++++++++++++++++++

++++++++++++++++++++++++++++++
時の流れと空の色に何も望みはしない様に
素顔で泣いて笑う君のそのままを愛している故に
あたしは君のメロディーやその哲学や言葉、全てを守り通します。
君が其処に生きているという真実だけで 幸福なのです。
++++++++++++++++++++++++++++++

の部分。
(歌詞のほとんどかい!)





考えてみれば女の子なんて多分みんな最初はそうなんだ。


だけど人は成長もすれば大人にもなる。


しかも女性のほうがより現実的な考え方を
具体的にするようになる。



この歌詞のような世界観は主に10代~20代初期の
大学生くらいの女子にハマる世界観であって、
大人、30歳前後になってくる女性の多くは
この真逆のことを考え始めるだろう。


女性はより現実的だからね。


夢と現実に線を引き
後者にプライオリティが置かれたとき、
その世界観は崩壊する。


そもそもその女性の最初の目的(=夢)と
大人になってからの視点(=現実)は
大きく異なる。





男性は一般的によくいわれるように
「男なんてガキだよ」
っていうのが当たっていると思う。


特にこの世界観に出てくるような
バンドマンや芸術家志望の方々は。





さて、私はこの世界観が未だに好きだ。


つまり、世のほとんどの女性とかけ離れていることになる。



「君の強さも隠しがちな弱さも汲んで」
「君のメロディーやその哲学や言葉、全てを守り通します。」

と宣言した女性が

「君が其処に生きているという真実だけで 幸福なのです。」

というのは残念ながら、男の空想なのだ。

夢見がちな女の子の浮かれではなく。



そうやって男を弄び高笑いするのが
「歌舞伎町の女王」なのです。





お後がよろしいようで。










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